梨の花
(07/04/23)
香美町香住区の梨畑では、特産の20世紀梨の花が満開です。
白い花が辺り一面に咲き誇り、農家の人達は受粉作業に大忙しです。
20世紀梨は9月上旬から当市場にも入荷が始まり、進物用として
多く地方発送されるなど、但馬の秋の味覚として親しまれています。
香美町香住区の梨畑では、特産の20世紀梨の花が満開です。
白い花が辺り一面に咲き誇り、農家の人達は受粉作業に大忙しです。
20世紀梨は9月上旬から当市場にも入荷が始まり、進物用として
多く地方発送されるなど、但馬の秋の味覚として親しまれています。
生産者の声ということで、(有)夢大地の小西社長にインタビューさせていただきました。
(有)夢大地設立の目的は?
「これからの農業は雇用型農業経営が成り立たたんな将来はないと考えるんだわ。というんは、但馬の農業は個人ばっかりで、なかなか後継者が育たないという現実があるんだなぁ。法人化し雇用型にすることで、農業を目指す若者を受け入れて、場所を提供して、後継者を育てたいというのんが一番の目的だなぁ。」
今までで一番苦労したことは?
「やっぱり人材確保だなぁ。ものを作るんは知識だけでは難しいからなぁ。経験がなければなかなか難しいわ。わしらでも毎年一年生やからなぁ。即戦力いう意味で人材確保が難しいなぁ。それにここは個人の農家ではないし、いろんな人と一緒に作業をしていかんなあかん。多くのパートさんに働いてもらっとるので、わしもみんなと同じ目線で作業して、全員の和を保つことには特に気を使うなぁ。でもこれはいいところでもあって、他人と農業をすることで若い農業者に欠けやすい社会性を学ぶことができるし、育成の場としては最高だと思うんだわ。」
ひょうご安心ブランドにこだわる理由は?
「ここの作物全てがひょうご安心ブランドの認証をうけている。これは少しでも安心できるものを提供したいと考えるから。わしは生産者の顔が見える野菜を食べとったら、一番安全だと考えるんだなぁ。そういう意味で地産地消が効率のいい安全な方法だと思う。夢大地で育った野菜は安心して食べることができるんだということをわかってもらうためにひょうご安心ブランドに取り組んどります。」
消費者の皆さんに何かメッセージは?
「ひょうご安心ブランドの認証受けるために非常に苦しい思いをして作っとるということを知ってもらいたい。使用農薬は国基準の10分の1以下だし、手間もかかる。肥料は値段が3倍ほども高いものを使わなあかん。国からの援助も頂いとるが、それでも経営を圧迫しとる。また作業自体も過酷になる。例えばビニールハウスには目の細かい防虫ネットをせんとあかん。そうすると、夏場にはほとんど風が通らないため高温の中で収穫作業をせんとあかん。とにかく様々な労力が使われて、ひょうご安心ブランドのマークが入っているということの価値を、思いを、知ってもらいたい。そして、安全なものを作り続けていくために、皆さんに買い支えてもらいたいと思っとります。」
最後にひとこと
「農業が衰退すると、自然破壊につながると考えとるんです。日本の農業を失わんためにも、今後も安全なものをできる限り安定させて供給し、消費者の皆さんに喜んでもらえるようにがんばります。」
(有)夢大地:小西正義さん ご協力いただきまして誠に有難うございます。
4月16日(月)より、豊岡産あきひめイチゴの朝採りでの出荷が始まりました。
これは、気温の上昇にともなう品質の劣化を防ぐために毎年この時期に行っているもので、新鮮で甘いイチゴだと好評を得ています。
早朝から収穫し、朝9時15分までに出荷してもらったイチゴは、すぐにお店に配達します。
出荷当日となった16日は、5名の生産者から810パックの出荷があり、早速市内のスーパーの店頭に並びました。
出荷は5月下旬まで続く見込みです。
ここ豊岡もやっと暖かくなってきて、辺りは満開の桜が咲き誇っていますが、豊岡のとなり町、京丹後市久美浜町では、特産の桃の花が満開のときを迎えています。
ここでは様々な品種が栽培され、6月下旬より「久美浜の桃」として、当市場にも多く入荷します。
また当市場の近郷品売り場には、山ぶき・わらび・筍・きゅうりなど、春の野菜が顔を見せはじめ、少しづつ売り場もにぎやかになってきました。
[山ぶき]
[わらび]
[たけのこ]
[きゅうり]