旬の食材

2014年

12月

春菊…兵庫県但馬産(友の会)

春に菊に似た花を咲かせることから「春菊」の名がつき、関西では菊菜とも呼ばれています。原産地のヨーロッパでは観賞用として用いられているようです。

栄養成分はカルシウムがほうれん草の2.5倍と非常に豊富です。独特の香りはピネン・ペリルアルデヒド等の成分であり、効能は胃腸の働きを高め消化不良を解消します。

一口メモ

春菊を乾燥させたものをお風呂に入れると、神経痛や肩こりを改善します。

ゆず…兵庫県但馬産

独特の香りと鮮やかな果皮の黄色が特徴です。昔から料理に欠かせない薬味等として利用されてきました。又、冬至には無病息災を願い、ゆず湯にも使われます。

ユズには、ビタミンC、カリウムやカルシウム等のミネラルや、クエン酸・酒石酸などの有機酸が多分に含まれています。又、その芳香がもたらす食欲増進効果に加え、風邪の予防や体内の浄化、疲労回復に効果を期待する事が出来ます。

一口メモ

新聞紙やビニールで包み、常温で保存しましょう。柚子味噌などに加工して冷凍すると、長期保存も可能ですよ。

黒大豆…兵庫県但馬産

お正月に欠かせない食材のひとつ、黒大豆には様々な栄養素が詰まっています。

黒豆の黒さの源となっている色素、アントシアニンはブルーベリーにも含まれているポリフェノールの一種で、活性酸素を除去する働きがあり、血液をサラサラにしたり、体脂肪を付きにくくしたりします。又、ブルーベリーでも有名になったように視力向上の作用があるとも言われています。

一口メモ

黒豆煮を作る時に、味付け前の黒豆と汁を一緒に取り出し、塩・酒を加え、お米と炊けばほんのり紫色した黒豆ご飯の出来上がり。黒豆のもちもちした食感と甘みが食欲をそそります。

11月

レタス…兵庫県但馬産

寒暖差のある但馬で栽培されたレタスは、表面はとても瑞々しく、シャリシャリとした食感が特徴です。

約95%が水分から出来ていて、カロチン・ビタミンC・Eが含まれており、この組み合わせは細胞の老化防止、抗癌作用に効果的です。又、体内から余計な塩分を排出するカリウムや、便通の改善に役立つ食物繊維も含まれています。

一口メモ

本来の食感を味わって頂く為に、生食がオススメです。

ほうれんそう…兵庫県但馬産(JAたじま)

豊岡中央青果では、非常に評価が高く人気のある野菜となっています。特に上山高原のほうれんそうは、人気があり一般のほうれんそうより高く取引されます。

ほうれんそうは灰汁が強いのですが、灰汁は水溶性なので水にさらしたりする事によって抜く事が出来ます。ほうれんそうは葉の部分にはカロチン・ビ
タミンC・鉄分を含み、根元の赤い部分にはマンガンを含んでおり、全ての部分を食べる事が出来ます。

一口メモ

新鮮なものは葉が軟らかくピンとして、根元が瑞々しく赤みが強いものです。葉がしなびていたりするものは避けましょう。

ブロッコリー…兵庫県但馬産(JAたじま)

ブロッコリーは、がん予防、風邪予防に欠かせないビタミンCをレモンの2倍、じゃがいもの7倍も含み、100g食べると1日の摂取量がまかなえると言われています。

食物繊維が多いい事から、血糖値を正常に保て、皮膚や粘膜の抵抗力を強めるカロチン、しみ、そばかすに有効なビタミンCと、美肌効果もあるようです。総合的に栄養価の高い野菜です。

一口メモ

つぼみが固くしまり、中央がこんもりと盛り上がっているものを選ぶのがポイントです。

かぶら…兵庫県但馬産

柔らかな肉質が特徴で煮物に最適です。又、葉も茎も柔らかく丸ごと煮込む事が出来ます。

大根とよく似た栄養があり、消化酵素アミラーゼ・ビタミンCが豊富で、胃もたれ、胸やけに効果的です。葉はさらに栄養価が高く、ビタミンA・C・カロチンが豊富で、ガンや動脈硬化予防に効果大です。他にカルシウム・鉄も多く含まれているので、無駄なく丸ごと全部食べましょう。

一口メモ

葉付きのまま保存すると、水分が蒸発してしまうので、根と葉を切り離しましょう。別々にしてラップやポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

9月

二十世紀梨…兵庫県但馬産(香住)

香住の梨二十世紀梨は、日本海の潮風と夏の強い日差しを受けており、程良い甘味と水分をたくさん含んだ但馬を代表する果実です。香美町香住区・新温泉町(旧温泉町)で産地ブランド化を図りながら栽培されています。

青梨の代表とも言える二十世紀梨は、シャリっとした歯ごたえと、瑞々しいジューシーさが格別です。豊富な水分を含みながら糖分が少ないので、残暑でバテがちな体への水分補給に適していると言えるでしょう。

一口メモ

冷やして食べるには、冷蔵庫の野菜室で約5度程度にすると美味しく食べる事が出来ます。ですが冷やしすぎると程良い甘味を感じなくなってしまいます。

畑ヶ平大根…兵庫県新温泉町(JAたじま)

「畑ヶ平大根」は、新温泉町岸田の標高約1000メートルにある畑ヶ平高原で栽培されています。大根の栽培に適した平地よりも四・五度低い気候と赤土で栽培された、きめの細かい身が詰まっている甘い大根です。

収穫は早朝3時頃から行なわれ、湧き水で一本一本丁寧に洗われて、その日の内に出荷されます。大根にはジアスターゼという消化酵素が多く含まれているので、消化を助けてくれて二日酔いにも効果的な成分です。

一口メモ

煮物や大根おろしなどのあっさりとした調理法で残暑を乗り切りましょう。

ピオーネ…兵庫県但馬産

ピオーネはジャンボブドウとも呼ばています。葡萄の王様と言われる巨峰より果粒は大きくボリューム感があります。

果粉も多く、果皮も強いのでそのまま実をもいで食べても食べやすく、強い甘みとスッキリした味で美味しく食べられます。

一口メモ

粒の色が濃いもので白い果粉がたくさん付いているものがお勧めです。これはブルームと呼ばれるミネラル分や美味しさのかたまりです。ブルームを落とさないように軽く水洗いしてから、2・3時間冷やすと甘味が一層引きたった味になります。

5月

うすいえんどう…兵庫県但馬産

甘みが強く、加熱調理するとホクホクとした食感が特徴的です。

関西地域を中心に流通している実エンドウの一種で、ビタミン類やミネラル、食物繊維の他、たんぱく質も多く含んでいるようです。ちなみに、うすいえんどうという名前は、大阪府羽曳野市の碓井(うすい)地区からきているようです。

一口メモ

卵とじや豆ご飯として調理されるのが一般的です。実を取った後のサヤだけで煮込むと、豆の甘いダシを取る事が出来、このダシで豆ご飯を炊くと、よりいっそう風味の増した豆の旨みを堪能出来ます。

木の実…兵庫県但馬産

木の実は、「実山椒」と呼ばれる山椒の未熟の実の事です。

香りが高く、「山椒は小粒でピリリと辛い」と例えられるように、少量でも強い辛味が特徴の晩春の食材です。山椒の香りには、食欲を増進し、食材の臭みを抑える効果があります。又、昔から健胃剤や虫下しの薬としても、民間療法や漢方薬の原料として使われてきたと言う歴史ある薬味でもあります。

一口メモ

木の実は灰汁がある為、塩を加えた熱湯で30分ほど下ゆですると良いようです。佃煮が一般的な料理方法で、ピリッとした山椒の風味が食欲をそそります。

4月

春キヤベツ…兵庫県但馬産

年中口にする事の出来るキャベツですが、今の時期に旬を迎えるのが春キャベツです。新キャベツとも言われます。

よく見かけるキャベツは新キャベツとは異なり、寒玉と言われる冬キャベツです。春キャベツは他の冬キャベツに比べ、形は色が濃く、丸型で葉の巻きがゆるくなっており、味も軟らかく甘みがあるのが特徴です。

一口メモ

新キャベツは、葉が柔らかいので生食に適していると言えます。千切り等にする事により、一層瑞々しい葉の食感を感じられます。

山ぶき…兵庫県但馬産

古くから山野に自生している野菜で、栽培は10世紀以前からされていたと言われています。

特有の香りと苦味が特徴の春を代表する山菜のひとつです。

一口メモ

ふきを鍋に入る大きさに切り、塩をふりかけ、まな板の上で板ずりした後、たっぷりのお湯で3~4分アク抜きをしてから佃煮にすると美味しく食べられます。

たけのこ…兵庫県但馬産

たけのこはイネ科の野菜で、まだ地面から完全に姿を現していない位に若い竹の幹の部分の事である。

成長はとても早く、たけのことして美味しく食べられる時期は短い。この事からも民間語源の一種として漢字の「筍」は10日間を意味する「旬」からきているとされている説もあります。

一口メモ

形はずんぐりしていて、ずっしりと重いものを選び、皮にツヤと湿り気があり、頭が黄色く開いていないものが新鮮なたけのこの特徴です。時間がたつとえぐみが強くなるので、すぐにアク抜きをし、使わない場合はゆで汁と一緒に密閉容器に入れ冷蔵庫で保存すると良いでしょう。

2月

キャベツ…兵庫県但馬産(友の会)

甘味が強いのが特徴で、生食でも食味が良く、サラダ感覚で召し上がれます。

一口メモ

オールマイティな食材ですが、寒い季節なので鍋や味噌汁の具にオススメです。

生椎茸〈菌床〉…兵庫県但馬産(JAたじま)

肉質が厚く食味が良いのが特徴で、鍋には欠かせない食材です。

一口メモ

椎茸のかさの裏側にマヨネーズを付け、そのまま焼くか、オーブンで温めてお召し上がり下さい。さらにポン酢をかけても美味しいですよ。

岩津ねぎ…兵庫県但馬産(JAたじま)

厳しい自然の中、農家が大切に育てたねぎは、霜にあたるほど旨みが増し、ヌメリが多く甘味が強いのが特徴です。

白ねぎ・根深ねぎに分類されるねぎでありながら、緑の葉も柔らかく美味しく食べられます。江戸時代、朝来郡生野町に栄えた生野銀山で働く人々の冬季の栄養源として、本格栽培が始まったのが起源で、真夏に苗を植え付け、凍てつく冬に収穫します。

一口メモ

ねぎをそのまま素焼きし、トロリと柔らかくなった岩津ねぎ独特の旨みを堪能して下さい。塩やポン酢などさっぱりした味付けでより芳醇な甘さと旨みが際立ちます。

章姫いちご…兵庫県但馬産

粒が大きく、酸味が少なく、甘味が強いいちごです。

特に寒さが厳しいこの時期は甘味がのっています。いちごにはビタミンCがたっぷり含まれており、風邪の撃退(特にひきはじめ)には効果大です。

一口メモ

へたを取ってから水洗いすると、へたの部分からビタミンCが流れ出てしまうので、へたを取らずにさっと水洗いして食べましょう。

1月

生椎茸〈菌床〉…兵庫県但馬産(JAたじま)

肉質が厚く食味が良いのが特徴で、鍋には欠かせない食材です。

一口メモ

椎茸のかさの裏側にマヨネーズを付け、そのまま焼くか、オーブンで温めてお召し上がり下さい。さらにポン酢をかけても美味しいですよ。

岩津ねぎ…兵庫県但馬産(JAたじま)

厳しい自然の中、農家が大切に育てたねぎは、霜にあたるほど旨味が増し、ヌメリが多く甘味が強いのが特徴です。

白ねぎ・根深ねぎに分類されるねぎでありながら、緑の葉も柔らかく美味しく食べられます。江戸時代、朝来郡生野町に栄えた生野銀山で働く人々の冬季の栄養源として本格栽培が始まったのが起源で、真夏に苗を植え付け、凍てつく冬に収穫します。

一口メモ

ねぎをそのまま素焼きし、トロリと柔らかくなった岩津ねぎ独特の旨味を堪能して下さい。塩やポン酢などさっぱりした味付けでより芳醇な甘さと旨味が際立ちます。

章姫いちご…兵庫県但馬産

粒が大きく、酸味が少なく、甘味が強いいちごです。

特に寒さが厳しいこの時期は甘味がのっています。いちごにはビタミンCがたっぷり含まれており、風邪の撃退(特にひきはじめ)には効果大です。

一口メモ

へたを取ってから水洗いすると、へたの部分からビタミンCが流れ出てしまうので、へたを取らずにさっと水洗いして食べましょう。

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